ロードバイクのような高級自転車を購入した場合に気をつけなければならないのは盗難被害です。
そもそも、なぜ自転車は盗まれやすいのかというと、バイクのようにハンドルをロックすることは出来ず、また鍵がついたままでもトラックに載せられるぐらいの大きさしかない、つまり盗みやすい、そしてナンバーがないのでリサイクルショップに持ち込んだり、オークションに出品して売ることが簡単だからです。
では、盗難被害を防ぐためにはどうすればいいのかというと、まず長時間の駐車は絶対に避けましょう。
基本的に、長く停めておけばおくほど盗まれやすくなると考えるべきです。
また、駐車する場所は出来るだけ有人の駐輪場にしましょう。
無人であれば、防犯カメラがついているところにしましょう。
駅前などに適当に路上駐車していると盗まれやすいです。
そして鍵ですが、どんなに太い鍵をしてもあまり意味がありません。
というのは、鍵がついた状態で車に乗せて運び、誰もいないところで時間をかけて切断することが可能だからです。
ただ、鍵をつけることはまったく意味がないわけではなく、自転車を盗む人は取りやすいもの、つまり、鍵がかかっていなかったり、細いワイヤーロックしかしていないものから取るので、複数の鍵をつけて標的にならないようにするといいでしょう。
店舗販売され個人で所有する自転車は法律に基づいて防犯登録を行う義務が定められており、盗難などの被害を事前に食い止める方法として広く普及しています。
一般的に登録処理は購入者側ではなく自転車販売店側で行う傾向にあり、都道府県ごとで指定された団体が情報の管理と運営を進めているため、登録料金や有効期限は地域に応じて差が大きく、予め住んでいる場所における防犯登録の仕組みを把握しておくことが大切です。
有料登録の際に掛かる費用はおよそ500円前後が基準であり、有効期限は5年から長くても10年と都道府県別に決められているので、一度自転車の登録を済ませたあとも年数の経過に伴って新たに再登録を行う必要性が生じてきます。
防犯登録後は目立つ場所にステッカーなどの情報が貼られ、これにより所有者を明確化できるメリットを受けられると同時に、警察などで登録情報は管理される理由から防犯に対する即効性が期待できる仕組みとなっています。
ただし、一方で自転車本体が破棄された場合やステッカーが剥がされてしまうと特定及び再運用が困難となる性質を持ち、防犯登録を済ませている状況下においても鍵を忘れずにかけておき、盗まれないような対策を施す心がけが求められてきます。
Last update:2024/6/18